中国酒の種類
中国の主なお酒の分類図を作ってみました。
白酒
白酒の原料は高粱(こーりゃん)やとうもろこし、きび、米、小麦など多岐にわたり、
それぞれ違った味と香りを楽しめます。
蒸留酒なので基本的にアルコール度数が高く70 度を超えるものまでありますが、
40 度前後のものが現在の主流です。
東天紅の各店舗では最も格式の高い国宝級の白酒とも言われる
「國窖(こくぞう)1573」をご用意しております(要予約)。
ちなみに、白酒はフランスのブランデー、イギリスのスコッチに並び
世界三大蒸留酒に数えられています。
啤酒
啤酒は日本のビールと比べてアルコール度数が若干低く、
味も薄いと感じる方が多いようで、日本人の好みとは少し違うかもしれません。
「青島ビール」「燕京ビール」は以前は東天紅でもお取り扱いがあった、
中国のビールと言えばコレと名前が挙がる有名なビールです。
日本でも近年は低アルコールビールという新しい味わいのビールができていますので、
そのうち中国ビールにも光が当たる日が来るかもしれませんね。
黄酒
原料はこちらも白酒と同じ米、きび、とうもろこしを使いますが、こちらは醸造酒。
アルコール度数は14度~18度程度です。
黄酒は、老酒と何かに分岐するというよりは黄酒の大半が長期熟成を経て老酒になり、
老酒の中でも作られた場所で紹興酒とそれ以外に分類されます。
有名な黄酒として福建省の老酒、江西省の九江封缸酒、江蘇省の丹陽封缸酒、
広東省の珍珠紅酒、山東省の即墨老酒などが挙がりますが、
お酒の名前自体に既に老酒の文字が入っていることからも、それがわかります。
ちなみに、一番有名な黄酒はもちろん紹興酒。
そして実は紹興酒の中にも種類があるので、それをご説明したいと思います。
紹興酒の種類
上の図のように、紹興酒には元紅酒(げんこうしゅ)、加飯酒(かはんしゅ)、
善醸酒(ぜんじょうしゅ)、香雪酒(こうせつしゅ)の4つの種類があります。
ラベルに陳年加飯酒や紹興加飯酒と書かれているものを
ご覧になったことがある方もいらっしゃると思いますが、
日本国内で紹興酒と言えば、この加飯酒を指すのが一般的です。
逆に言うと、加飯酒以外は大手通販サイトでも販売が無く日本ではあまり流通していません。
(楽天市場をチェックしましたが、2022年12月現在、善醸酒はたった4件、元紅酒は見つけられませんでした。
対して紹興酒で検索すると4,934件出てきます。)
実は私たちも飲んだことが無いので、とても興味があります。
中華食材屋さんに行くと売っていると聞いたことがあり、
「いつか飲んでみたいな」と思っています。
入手できましたら、ぜひ試飲会の様子もお伝えしたいです。
商品ページはこちら
↓ ↓ ↓
東天紅オリジナル陳五年紹興酒
陳十年紹興酒
陳十五年紹興酒
陳五年&陳十年飲み比べセット