フカヒレの美味しさはスープが決める!
今回の冬のごちそうセットの贅沢ポイントに「フカヒレときのこの頂上スープ」があります。
フカヒレと言えばまぎれもない中華における高級食材。
黄金に輝くスープをまとった絹糸のようなフカヒレは、写真を撮っていても美しいと思います。
滑らかな舌触りなのに、噛めばシャクっとした歯触りなところもたまりません。
でもフカヒレ自体にはほとんど味が無いというのは、実はあまり知られていない事実。
フカヒレの味を決めるのは、フカヒレを煮込むスープの味なのです。
今回は中華のスープについてお話したいと思います。
中華のスープの種類と違い
前述のフカヒレに限らず、中華の味の決め手はスープです。
これは和食の出汁、洋食のブイヨンでも同じことだと思います。
東天紅のレセピーに出てくる主なスープは、上湯、濃湯、紅焼湯の3種類。
この3つは使っている素材がそれぞれ違い、取り方も違います。
以下、表にしてみました。
名前 | 分類 | 主な材料 | どのようなスープか |
---|---|---|---|
上湯 | すましスープ | 丸鶏、豚腕、牛すね、金華ハム、等 | 丸鶏をベースに金華ハム、牛肉のすねなどの素材の旨みを引き出したスープ。一番たくさんの料理に使われるオールマイティースープで、濁らせないように弱火でじっくり取っています。 |
濃湯 | 白濁系スープ | 丸鶏、鶏足、豚皮、金華ハム、等 | 丸鶏をベースに鶏の足や豚の皮などを入れ、骨の髄までエキスを出すために長時間肉を砕きながら取ったスープ。取り方のイメージは豚骨スープ。濃湯と紅焼湯はコラーゲンがたっぷりなので、写真を撮影している間にプルプルに固まってきました。 |
紅焼湯 | 醤油入りすましスープ | 丸鶏、豚足、豚耳、鶏脚、豚腕、醤油、紹興酒、等 | 丸鶏をベースに豚足や豚耳などからコラーゲンをたっぷり引き出したスープ。フカヒレ自体の持つコラーゲンがスープに溶け出さないよう、コラーゲンをたくさん含んだスープでフカヒレを煮るために作り出された、フカヒレ専用と言っても過言ではないスープです。 |
※スマホの方は右にスクロールでご覧ください。
この3つのスープを使って作ったのが、「冬のごちそうセット」の
「フカヒレときのこの頂上スープ」です。
フカヒレときのこの頂上スープ
花菇という独特の香りを持つ椎茸、きのこの女王とも言われるレースのような美しさがある衣笠茸、
アクが少なく上品な味わいの白マイタケの3種類のきのこと鶏肉、国産のフカヒレ(吉切鮫の胸ビレ)を
上湯、濃湯、紅焼湯で蒸しあげたこのスープ。
極上スープ3種の良いところを集めて作った、具材だけでなくスープを味わっていただく為の料理です。
名前の通り、まさに頂上の味を感じてください。
ちなみに、こちらの商品説明に使っている「極上トリプルスープ」という言葉は、
弊社の料理長から出てきた言葉です。
お伝えしたいことがストレートに伝わる良い言葉と思いそのまま使いましたが、
自分ではひねり出せなかったこの言葉に「あ、ちょっと悔しい…」と思ってしまったのはここだけの話です。
フカヒレときのこの頂上スープが味わえる
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